建設現場で使われる「番線」と「帯鉄」の違いと使用場所
建設現場では、さまざまな資材を結束・固定するために「番線」や「帯鉄」といった鉄線が使用されます。これらの資材は見た目が似ているものの、用途や特徴に違いがあります。本記事では、番線と帯鉄の違いや、それぞれの使用場所について解説します。
番線は、柔らかく加工しやすい鉄線で、建設現場では足場材の結束や仮設資材の固定などに使用されます。「なまし番線」とも呼ばれ、焼きなまし処理によって柔軟性が高められています。番線は太さによって番号が付けられており、数字が大きいほど細くなります。主に使用されるのは10番線、12番線などです。
番線は、その他に紙のリサイクル工場での梱包や、丸太の結束等、広く業務用用途で使用されています。結束にはシノ付きのラチェットを使用して結束します。
帯鉄は、平らな帯状の鉄材で、主に重量物の梱包や固定に使用されます。高い引張強度を持ち、重機や大型資材の輸送時の固定などに適しています。帯鉄は、専用の工具を使用して締め付けることで、しっかりと固定することができます。
帯鉄の結束機には、手動やコンプレッサー式等様々なものがあり、使用頻度・場所等により選択します。結束部分には、オーバーラップと呼ばれる小さな金具を使用する場合と、オーバーラップ無しで結束可能な結束機を使用する場合があります。また表面処理には、メッキ無しのものとメッキありのものがありますが、一般的にはメッキありのものを使用します。
| 使用場所 | 番線の使用例 | 帯鉄の使用例 |
|---|---|---|
| 足場の組立・解体 | 足場材の結束、仮留め | 足場材の結束、固定 |
| 仮設資材の固定 | 単管等の仮固定 | 単管等の仮固定 |
| 重量物の固定 | 仮留め用途が主です | 鉄骨材や大型資材の梱包、輸送時の固定 |
| 梱包作業 | 軽量資材の束ね、仮設材のまとめ | 重量資材の梱包、パレットの固定 |
| その他の用途 | 丸太等の結束 | 鋼材の固定等 |
| 項目 | 番線 | 帯鉄 |
|---|---|---|
| 形状 | 丸線・加工番線(箱番線) | 平帯状 |
| 柔軟性 | 高い | 低い |
| 主な用途 | 足場材の結束、仮設資材の固定 | 重量物の梱包、輸送時の固定 |
| 使用工具 | 番線カッター、ペンチ | 専用の締め付け工具 |
| 特徴 | 加工しやすく、再利用可能 | 高い引張強度、しっかりと固定可能 |
番線と帯鉄は、それぞれの特性を活かして適切な場面で使用することが重要です。現場の状況や資材の特性に応じて、最適な結束資材を選定しましょう。
ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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